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真球になりたかった。 どこを測定しても寸分たがわぬ精度で、傷ひとつないなめらかさで、銀色の光沢を放つ硬度で、転がり続けたかった。真球を意識しながら生きてきたわけではない。けれども、気づくといつも転がっていたように思う。 目についたものは、な…
小さくて大きな広告の話をします。 媒体は、テレフォンカード。広告主は、体の不自由な人の自立支援を行っているNPO「札幌いちご会」。コピーライターは、糸井重里さん。ビジュアルは、アンティークのサルのぬいぐるみ。よく見ると、サルの片一方の手はとれ…
数週間前から気になっていた文章が、発掘されました。1984年にオンエアされたラジオCMのナレーション原稿。 書いたのは、寺山修二さん。どうしても、もう一度読みたくて探していたのですが、見つからなかった。あきらめかけたいたときに、ひょっこり出てきま…